春季WCSチャレンジャーEUに関しての公式発表

今回の件では厳しい対応+がっちりした公式声明が出ましたねぇ。
※流石にリンク先は原文のみです。ってか一部英語ですらないから!

元記事:2016 WCS Challenger Spring – Ruling


 

WCSチャレンジャーEUの開催後、数名選手 が勝敗操作などの違反行為などの証拠があった事から、進行中のチャレンジャー大会から除外されました。大会期間中のEUラダー上での選手の素行に関し、2016WCS規定StarCraft II利用許諾契約DreamHack公表大会規定の各箇所にて明らかにされている道徳的基準を満たしているかどうか、より深く調査も行いました。その調査が終了したので、下記にそれらの調査結果を発表します。

 

DnS、MarineLorD、MajOrの勝敗操作

WCSチャレンジャーEUのラダー部分の最後の数時間において、DnSはバーコードテランとラダーで3回対戦しました。DnSはその3戦中2勝していました。これらの試合と該当アカウントを調べて見た結果、このバーコードテランのアカウントにアクセス可能だった選手がランキングのトップ25に2名居ると判明しました。その2名がMajOrとMarineLorDでした。これらの試合はMajOrとMarineLorD両方のラダーのランキングを下げずにDnSのレートを上げる為に行われた勝敗操作用の対戦でした。更に、件のバーコードテランにDnSが負けた試合に対しては、足跡を隠す為に意図的に負けたように見受けられました。

 

MajOrのラダーでの素行

対DnSの試合の調査後、我々は調査の視野をトップ25選手全員に広げました。そこでMajOrが遊んでいた試合のうち、著しい数が開始直後に放棄された事を突き止めました。 それ以外にもいくつかのリプレイとそれらの試合でのチャットログが解析され、記録されていた情報が示した事はMajOrが意図的に相手に勝利を献上していた事でした。怪しいキュー関連の素行も起こってはいましたが、事実上の不戦勝を貰った選手達が誰一人としてその勝利を直接MajOrと交渉した結果であるとの証明は出来ないので、怪しいとみている試合の一覧は公表しない事を決めました。

内部調査のフラグが立った選手以外にも、報告を受けたその他の選手や試合も詳しく調べました。それらの件については、決定的な証拠が見つかりませんでした。こちらも、それらの選手が無実である仮定を保持するべく、特定の試合の公表は致しません。

 

裁定

DnS、MarineLorD、MajOrの3名は2016WCS規定の6.2.a節を違反している事が判明し、StarCraft II利用許諾契約の1.A.iv節を違反していた事も追加で判明されました。

  • これらの勝敗操作が行われた該当アカウントは全て強制終了します。
  • DnS・MarineLorD・MajOrの3名は6月30日まで、Blizzard主催のイベントへの大会の出場を禁じられます。(7月1日以降に行われる予選やチャンレジャー試合には参加できるようになります。)
  • DnS・MarineLorD・MajOrの3名が既に獲得した2016年度WCSポイントは記録から没収されます。彼らは活動停止期間が終わった後、再びWCSポイントの獲得が可能となります。没収されたポイントはシード権を決める為には引き続き利用されますが、今後のイベント招待への基準としては利用されなくなります。
  • MarineLorDはDHツール(DreamHack ZOWIE Open: Tours)のフランス国内予選を遡及的に失格となります。彼が保持していた参加権は次点の選手に提供されます。
  • 名は伏せますが、数名の選手はラダーでの素行についての注意を受けます。彼らに関しては、Blizzardと大会開催者が今後のラダー関連の大会において、成績がより厳しく調査されます。

 

追加的なコメント

ラダーでの最高峰において、アカウントの共有が行われる事は知っています。ただし我々としては、それはStarCraft II利用許諾契約に違反している事と、Blizzard Entertainmentが主催したりスポンサードするラダー大会中において、その行為は許されない事を明確にしたいと思っています。共有されているアカウントを利用した規定違反やその他の悪事は、誰が実行したであれ、そのアカウントを利用する事が出来た全ての方を追求する為の証拠となります。我々はこの姿勢を取るのは、プロレベルの選手がアカウントのランクを上げた後に第三者に配布する事で順位表の操作をする行為を防ぐためなのです。

Blizzard Entertainmentは今後も全てのeスポーツの大会(特にスポンサードする大会や自社運営の大会)を監視します。 StarCraft II体験の中心的な部分として、ラダーでの素行はとても真剣に取り扱っています。今後のラダー順位操作を阻止するべく、これらの問題点に関しては反応の仕方を段階的に拡大させる権利を保持しています。今年のWCSにラダーを組み込む事は視聴者にも選手にも沢山の実用的な効果がありましたが、ラダーを参加資格を決定付ける方法として維持するためには、不公平な操作に対し、常時用心深く行動していなくてはいけません。

 

学んだ事

今後のWCSシーズンにおいては、予備的な結果を発表しなくて良いように、ラダー対戦部分が終了した後に選手の素行調査を完全に行い終了させられるよう、時間を十分に取る事を保証します。今後の大会のためにリプレイの保存や試合放棄に関しての規定を追加する事も考慮しておきます。

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