Argent Tournament

これは2015年秋の拡張《グランド・トーナメント/Grand Tournament》に併せて初めてがっつり聖地巡礼した時の記録でする。

画像が多い聖地巡礼はやっぱweb版のが見やすいね。うん。
1280x800の未加工スクショなので、PCで見てね。
(ってかそもそもこのサイトはPCで見ること前提の色指定だから…)


 
【TGT発売直前特集・グランド・トーナメントって、何?】

《グランド・トーナメント/Grand Tournament》との別称もある〈アージェント・トーナメント/Argent Tournament〉の開催者は〈アージェント十字軍/Argent Crusade〉。
これは元々〈スカージ/Scourge〉や〈バーニング・レジオン/Burning Legion〉と戦っていた団体〈アージェントの夜明け/Argent Dawn〉と一次大戦後に《ウーサー・ライトブリンガー/Uther Lightbringer》が設立に手伝ったパラディン集団である〈シルバーハンド騎士団/Knights of the Silver Hand〉が《ティリオン・フォードリング/Tirion Fordring》により合併してできた軍団です。
そして十字軍の目的は、リッチキングの討伐であり、居城があるアイスクラウン地方の片隅に闘技場を建設しだし、世界中から猛者を呼び寄せトーナメントを開催する事になりました。

WoWでこのトーナメントが実装されたのはバージョン3.1。
ウルデュアル実装の裏で、ひっそりとクエストコンテンツとして導入されたトーナメント。
開催理由はティリオンが来場する冒険者にこう説明します:
「戦える人を全員導入したら意味のない殺戮が起こってしまい、死んだ戦士は敵として蘇えり、アゼロスはアンデッドの脅威に立ち向かえなくなる。よって、侵攻は小さく強靭な部隊が必要だ。このトーナメントでは君たちの戦闘能力はノースレンドの屈強な力によって試され、アゼロス最強の戦士たちはこのゲームを通じて判明される。ここでの勝者はアイスクラウン城に攻め込む権利を得て、我々と悪に立ち向かい、アーサスを倒すであろう!」

トーナメントでの冒険者は1日1回受諾できるデイリークエストで十字軍の中での昇格や、各種族でのチャンピオンになるべく頑張ります。
ちなみに3.1〜3.2の期間限定で建設中のコロシアムの資材を調達するデイリークエストもあり、プレイヤーは本当にお手伝いしてるんだ感がありましたよ。
そして(冒険者の資材調達により)完成したコロシアムを利用する事になるのが、バージョン3.2であり、そのタイトルも〈十字軍の呼び声/Call of the Crusade〉です。
バージョン3.2の公式予告動画、かっこいいので是非見てくださいね。

バージョン3.2の目玉は〈十字軍の試練/Trial of the Crusader〉というコロシアムで勝ち進むトーナメント形式のレイドで、みんなおなじみ《ロード・ジャラクサス/Lord Jaraxxus》やTGTで実装される《串刺しのゴーモック/Gormok the Impaler》、《アシッドモー/Acidmaw》&《ドレッドスケイル/Dreadscale》のコンビ、《アイスハウル/Icehowl》、《フィヨラ・ライトベイン/Fjola Lightbane》&《エイディス・ダークベイン/Eydis Darkbane》姉妹、そしてアンデッド版《アヌバラク/Anub’arak》が敵として登場します。

それに併設するコロシアムでのインスタンスダンジョンとして〈勝者の試練/Trial of the Champion〉もあり、そちらにはTGTで実装される《潔白のエアドリック/Eadric the Pure》や《告解師ペイルトレス/Confessor Paletress》が冒険者の挑戦を待っています。

当時は雑魚戦闘がまったくないレイドやったー!という声もあったのですが、蓋を開けてみれば雑魚ドロップがない、休憩時間が減る、景色がほぼ変わらないからつまらない、との事で不評となり、今やTier9のセット装備を取りに行くかAchievement(実績)を取りに行くか、でしか足を踏み入れる人はほぼいなくなりました。

それでは実際のトーナメント会場をちょっとだけ見てみましょう。

00-icecrown map
アイスクラウン地方の地図。ポインタがある北東の隅っこがトーナメント会場。
ちなみにリッチキング(アーサス)の居城は地図の南部中央。

01-overview1
02-overview2
トーナメント会場の外観。

03-alliance tent
北東にあるアライアンス陣営テントと、

04-horde tent
南東にあるホード陣営テント。

05-horde stable
プレイヤーはジャウストする際、基本的に自分の陣営のマウント(乗り物)しか使えません。これはホード側。

ジャウスト(HSではカードをドローして数値対決で追加効果つけるかどうか決めるシステムですね)はデイリークエストで実際に騎乗戦をやっていました。
専用の槍を装備した状態でジャウスト用のマウントに乗ります。
06-jousting
最初は自分の種族に対応した動物(僕はブラッドエルフなのでチョコボ…じゃないホークストライダー)にしか乗れませんが、種族へのトーナメント貢献度をあげる事により他の種族対応の動物にも乗れるようになりました。

07-gormok
08-jormungar
09-icehowl
レイド1戦目で戦うモンスターたち。
まあ2枚目のムカデちゃんは《アシッドモー/Acidmaw》と《ドレッドスケイル/Dreadscale》ってわけでもなく凡庸の奴らですが、ここに居るって事はとりあえず養殖してるって事でいいのかも。

10-crusader tent
西側にある主催者テント。
両方の陣営に関係するクエストはこちらで受けます。

11-paletress
主催者テント内では《告解師ペイルトレス/Confessor Paletress》が説教し、
12-eadric
《潔白のエアドリック/Eadric the Pure》がクエストを発注してて、
13-trueheart
《ジャスティサー・トゥルーハート/Justicar Trueheart》が入り口を見張ってる感じです。
なお、英語圏ではJusticarは「ジャスティカー」と読むので、外人の配信を見る時は注意!

14-fjola-eyedis
レイド4戦目の《フィヨラ・ライトベイン/Fjola Lightbane》と《エイディス・ダークベイン/Eydis Darkbane》も光の鎖で軟禁状態。

15-coliseum
出来上がったコロシアム内部。
実際のレイドやインスタンスはこのスペースの中ですべて行われます。
数ヶ月もこの1部屋だったらそりゃ見飽きるよ…

トーナメントのレイドでは著名人が観戦している設定でした。
16-varian_jaina
アライアンス代表はTGTで晴れてレジェンドカードとなったアライアンス王の《ヴァリアン・リン/Varian Wrynn》と《ジェイナ・プラウドムーア/Jaina Proudmoore》さん。
18-thrall_garrosh
ホード代表は当時〈戦長/Warchief〉だった《スロール/Thrall》さんとノースレンド補佐官的な存在で次期戦長の《ガロッシュ・ヘルスクリーム/Garrosh Hellscream》。
17-jaina selfie
19-thrall selfie
両方と自撮りしてるけど、ヴァリアン王が見えてないのはご愛嬌と言うかジェイナさん贔屓。

未だに旧コンテンツを遊ぶ人は結構いたりします(特定のマウントが欲しいとかですね)。
ちょうど撮影中にジャウストのデイリークエストをやってる人がいたのでスクショしました。
20-joust1
21-joust2
22-joust3
撮影には失敗しましたが、勝つとちょっとした花火が周りに上がって綺麗なんです。

HSのTGTゲームボード右下の的とカカシはジャウスト練習用に数カ所(主に北側に)設置されています。
23-targets
的は「相手のディフェンスを下げる投擲」の練習用、
24-dummy
カカシは「近接攻撃」の練習用です。
25-dummy selfie
カカシの前での気取った自撮りは後悔してない。

26-charge target
WoWでのジャウストはこの近接攻撃・投擲以外にも「遠くの敵に突進する」と言う3つ目の行動があり、それの練習用の的もちゃんとあります。

27-refreshments
いたるところに飲食物ブースがあり、色々な種族が販売員として頑張ってます。
撮影した場所では〈タスカー/Tuskarr〉の《スナック売り/Refreshment Vendor》が食いもん売ってます。
もちろんゲーム内で飲み食い出来ます。

28-guildshops
コロシアムの北側には各種生産関連の売り子さんもいます。
これはエンチャント(Enchanting・武器防具に魔法効果を付ける生産スキル)の売り子。
すだれがハデだよ。

29-raid gear
コロシアムの東口(レイド入口側)にはレイドで手に入るトークンをセット着(ここのは通称Tier9)に取り替えてくれる方がいます。
セット着がレイドの報酬的醍醐味の一つですね。

30-grunt
さっきからちょこちょこ写ってるこの子ですが、トーナメントをこなしていく事でたまる専用貨幣で買えます。
お使いに出せる機能拡張も買えます。
なのでポケモン…じゃない、ペットバトルが実装された時に思わずパシリと命名しました。
ちなみにこのチョコボ…じゃない、マウントもこつこつデイリークエスト消化して買うトーナメント仕様です。

31-tirion
先ほどの「冒険者への説明」を熱弁するティリオンさん。

 

おまけ1:
32-chillmaw
《チルモー/Chillmaw》を討伐するのはデイリークエストの一つです。
会場にいるわけじゃなく、アイスクラウン北西部に生息しております。

おまけ2:
《ウィルフレッド・フィズルバン/Wilfred Fizzlebang》はレイドの2戦目として《ロード・ジャラクサス/Lord Jaraxxus》を召喚する哀れなノーム。
召喚した悪魔がどんだけ強いか気づいてない。
これは録画しに行くのがだるいので、ゆうつべ検索してイントロ部分の動画を見つけてきました。
最後の所のティリオンの「とっととその悪魔処理しろ」が一部切れてるけどコント調なのは伝わるかなと。