字幕とまではいかないけれど

長男の公式インタビューの和訳+書き起こし置いておきます。

動画はこちら

そして通訳が僕じゃなかったら多分うちの長男これの半分も喋れてないと推測するよ…w


みなさんこんにちは。俺はTJ。
今日はマスターズツアー・ナスリア城殺人事件のチャンピオンTansokuと一緒だ。
今日の調子はどうだい?

最高です。 

だろうね、だろうね。
みんながこの話題を口にしているから知っていると思うけど、
君がマスターズツアー史上初のAPACチャンピオンなんだ。
これでマスターズツアーは…17回目の開催だっけ?17だよね。
1年に6回開催されて、これが今年5回目だし。
17回開催されたマスターズツアーで君がAPAC初のチャンピオンなんだ。
どんな気分だい?特別な感情はあるのかい?
たとえば勝利以上に、自分の地域での初チャンピオンとなった事で嬉しくなったとか?

いやー、まあAPACは初めてだけど中国の人は結構勝ってたので、なんか意外ですね。
まあでも、まさか自分が勝てるなんて思ってなかったので。
もうメチャメチャ嬉しいです、今。

そして決勝戦の相手は同じ日本人選手のglory。
彼は元世界チャンピオンで、去年も世界選手権準優勝だった。
ここまで飾られた履歴、大きな結果を残している対戦相手にプレッシャーを感じたかい?
それとも同じ日本人を相手で心地よかったのかな?

そうですね。gloryさんとは、昔はその、ライバル関係みたいな感じですけど。
LAで開催された2018年、2018年のシーズンプレイオフ。
まあ自分とgloryさんが参加した大会があるんですけど。
お互いその予選で負けて、大会が終わった後に、
自分とgloryさんと今通訳して頂いてるrikapiさんとハンバーガー屋さんに行ってね。
「今回は駄目だったけど来年も一緒にアメリカ行こう」みたいな。
「で、今度こそ勝とう」みたいな話をしたんですよ。
なんで、すごい何か、感慨深いと言うか。
やっと何か…追いつくって全然追いついてないけど、
まあ、その、良い舞台で戦えるなって、凄い、何か、感動しました。

まさにふさわしいね。あの大会は覚えているよ。HCT2018夏季選手権。
なぜならまずkillinalldayが世界選手権へと駒を進めた大会だったし、
Bunnyhopporが優勝した大会でもあった。
そして俺がTansokuの名前を上げた大会でもあったんだ。その甲斐があっただろう?
あの年は夏季と冬季、両方勝ち上がっていたよね?あの年だったよね?
(りかぴ:うん、うん)
それともその次の年でも2018年としてカウントしていたっけ?とにかくクール。クールだ。
そして君は今でもgloryやposesi、okasinnsukeやAlutemuのような著名プレイヤーと
会話したり練習したりしているのかい?彼らとよく接したり練習はできるのかな?

いや自分はその、今名前が挙がったトップ勢とはあんま練習してなくて。
NAGONさんとか…まあNAGONさんですね。  
GMとかに、GMになれなかった人たちと良く一緒に練習していました。
NAGONさんとか、tnraさんとか、あと眠たげなクマさん、katagamiさんとか。
そこら辺の人たちと一緒に練習しました。

最近ハースストーンの競技シーンを見始めたプレイヤーの多くは、
もしかしたら君が長年選手として活躍してきた事を知らないかもしれない。
俺は2016~17年ごろのプレイオフに君が参加していた事を覚えているけどね。
しかし2018年以降はあまり良い結果を残せていないよね?
マスターズツアーでの成績を見ていくと6勝、また6勝って感じだったよね?
Top64、Top64、またTop64みたいにずっとあと少しまではここ4年間ずっと行ってたんだ。
競技を続けるモチベーションはどうやって保っているんだい?
競技プレイヤーの多くは一度成功した後に二度目の勝利を掴めなくなると、
自分を駆り立てる事ができなくなっていくんだ。でも君はずっと戻ってきていて、
そこそこの成績を収め続けた。優勝を目指し続けるモチベーションは何だったんだい?

やっぱりTJのサインがもう本当に欲しくて。
次世界選手権に行けばTJのサインもらえるかもしんないって言うのがあったので。
絶対勝ってまたサイン貰おうって。はい。これ本気で思ってました。

まだあのiPhoneケースは持っているのかい?

あります、はい。あの、裏にサイン書いて貰ったのはあります、向こうに。
あ、でもちょっと消えかかっちゃってるんですよね。
なのでもう一回書いて欲しいなって思って。

なんと!嬉しいね、お世辞でも嬉しいよ。正直言うと…ちょっと昔話をするね。2018年…
もう4年前か。Tansokuが選手権に出場した時、彼の携帯ケースの裏面にサインしたんだ。
俺の事をずっと尊敬してずっと実況も見てくれているからって。でもTansokuよ!
君はマスターズツアーの覇者なんだ!これで俺より全然有名になったんだよ。
だから発想を逆にして欲しい。君のモチベーションは
「世界選手権で優勝し、俺にリアルで会って俺の携帯ケースの裏面にサインする」
にするべきだ。わかったかい?

オッケー。

オッケー!

絶対勝ちます。オッケー。

俺は何も勝ってないから、誰の携帯にもサインする権利はないんだよね。
でもまだ持ってるって本当に嬉しいよ。心が温まる…心温まる話だ。
さて、話をガラリと変えてデッキリストの話でもしようか?
このマスターズツアーに持ち込んだデッキリストはかなりクールだったね。
俺が話したい、もっとも話を聞きたいのはメイジ。スケルトンメイジだ。
何故ならこのスケルトンメイジのデッキはマスターズツアーではあまり振るわなかった。
全体的な統計を見てみると、たった45-46%の勝率だったんだよ。でも君は勝てていた。
他の人があまり入れなかった《集団動物変身》が君に勝利をもたらした場面も多かった。
このメイジデッキについてはどう思うかい?良いデッキだったかい?
そして今のメタゲームに刺さるデッキになった決め手はやはり《集団動物変身》だったかい?

そうですね。この自分が持ち込んだメイジはアグロに対して凄い強いリストで。
集団動物変身はナーガプリーストに対しても凄い強いカードなので。
これ1枚入れとくだけでマッチアップが全然変わってくる位強いカードなので、そうですね。
あとはまあズーとかに対してもブリザードを2枚採用しているので。
自分のデッキはアグロに対して凄い強いと思います。
そうですね。アグロに結構勝てました。 

そうだね、と言うか君だけなんだよ、メイジで試合展開が早いデッキに勝てていた選手は。
だからうまくいったようだね。もう一つ話題にあげたいデッキはローグ…テンポミラクルローグ?
ちゃんとした名前がないけど、みんなランビーローグって呼んでる。LambySeriesが作ったしね。
マスターズツアー直前にいきなり現れたこのデッキだけど、どうやってこのデッキと遭遇し、
なぜこれを持ち込もうと思ったんだい?
最終的には大成功のデッキだったね。君にとっても、他の多くの選手にとっても。

ランビーローグはもうメチャメチャ強い最強デッキだと思います。
で、このデッキはPony道場って言う練習グループがあって。
Lambyがそこの、Pony道場の人たちに教えたデッキと言うか。
そうですね、自分たちに教えてくれたんで。
「これ、凄い強いよ」みたいな感じで言ってたので。
それを信じて持ち込んだ感じですね。
もうメチャメチャ強かったです、ランビーローグは。

そうだね、あまりにも秘密が守られていて、バフもされちゃったじゃないか!
エドウィンが先日3マナになっていたよね。
それのせいもあって、このデッキが現状最強のデッキだと思っているかい?

もう駄目です。また多分一週間後にナーフされると思います、エドウィンは。
もう強すぎます。このデッキのエドウィンは最強なんで。はい。

そうなったら…そうだね、エドウィンは過去幾度となくナーフされたり、変更されたり、
他のカードのナーフの原因になっていたからね。あれとは違うカードなのに、
未だに大惨事を引き起こすカードだとはね。
そして、デッキリスト全体を見てみよう…期待通りだったかい?期待以上?
このマスターズツアーが始まった時に君がこのデッキリストでどこまでいけるか、
その期待ではここまで来れると思っていたのかい?

期待通りですね。強いって事はもうわかっていたので。
もうあとはちゃんと自分がミスをしなければ勝てるって思ってました。

じゃあデッキに関する最後の質問。マスターズツアーに持ち込もうと思ったけど、
最終的に断念したネタデッキやクソデッキはあったかい?Tansokuオリジナルのデッキとか?

いやー、もうとにかく勝ちたかったので、ちゃんと強いデッキを持ち込もうって言うだけで、
特に考えてませんでしたね。すいません、つまらなくて。

賢明だ。実に賢明な判断だ。
もしネタデッキを持ってきていたら、今ここでこうして会話していない。めでたしめでたしだ。
じゃあ最後にもう一問。Tansokuの次の一手は何だい?数週間ハースストーンから離れてみる?
それとも次のマスターズツアーや秋季選手権。世界選手権への出場と優勝に照準を合わせてる?
次はどうする気だい?

まあマスターズツアー6に向けて毎日。
もう1日24時間ハースストーンをやる予定です。

俺も。俺もだ。でも俺は勝ちに行くんじゃない、実況するだけさ。
でも心は同じ。今のハースストーンが大好きだ。
これで質問は終わりだ。ここで一つ機会をあげたいと思う。
一声かけたりお礼を言いたい人がいたり、なにか最後に言いたい事があればどうぞ。

ではLambyに。
Lamby! Lambyアイラビュー!
Lamby! Lambyアイラビュー!
Lambyサンキュー!
オッケー。

オッケー。最高だ。確かにLambyだよね。ランビーローグで掴み取ったんだ。いいね。実にいい。
じゃあTansoku、今日インタビューに付き合ってくれてありがとう。
そしてこの勝利、本当におめでとう!君にふさわしい勝利だし、長く待っていた勝利だろう。
本当にありがとう、そして次のマスターズツアー…そして秋季選手権での検討を祈る。
グッドラック!

サンキュー!