チーム1たより(7/19/18)

最近は何かとHS畑がメインになってますが、SC2勢は随時ツイッターで拝見してますよ!
※相方に寝ろ寝ろ言われるのでLWJのリアルタイム観戦がほぼ不可能になった…

久々に時間ある時に更新が目に入ったので和訳やってみようそうしよう。
今回は「ちょっと丁寧だけど砕けた言い回し」で挑戦!(元記事


 

みなさん、こんにちは!WCSバレンシアはかなり手に汗握る展開でしたね。様々な戦略が使われ、プレーオフでは全3種族のそれぞれの代表が活躍し(バランスチームとしては毎度心温まる光景です)、16強では新しい顔ぶれも拝見し、刮目すべき選手がたくさん居ました。WCSバレンシアの勝者Serral選手、おめでとう!そしてHas選手が異質なプレイスタイルの力を見せてくれた事には脱帽しました!

まずは、第11回チーム・リキッド主催マップコンテストが開催中だと言う事をお知らせしたいと思います。審査フェーズが7月30日に終了するので、最終選考に残った方々が発表された時は是非チェックしてみてくださいね。僕達は毎回ワクワクしながらコミュニティが提出してくる新しいマップを見ていますよ。投稿者のみなさんにはご武運を!

大会面に関しては今すぐ懸念すべき事項は見当たりません。面白い事に、お互いを矛盾するZvPに関する報告が上がってきています。コミュニティからは「ゲーム終盤のプロトスが有利なのでは?」と言う会話を見てきました。しかし、プロ選手の一部は逆の意見を提出しています。無論、どのプレイヤーも自分の種族が強化が必要で多種族が強すぎると信じるのは当たり前だと思います。僕達の観点からすると、プロトスのHigh TemplarがサポートについたCarrierはとても強いのですが、ゲームが長引いた場合は機動性が比較的弱い事をザーグが逆手に取り、その軍勢を引き裂く手段を持っていると思っています。

さらに、ZvPの試合の多くは中盤のザーグが押し進め、それにどうプロトスが対応するかと言う事に集中しているので、大半の試合展開がこの重要な局面ひとつを中心に決まってしまう事は問題になりえる可能性もあります。

ZvPではStargateが最も一般的な開幕オーダーであり続けます。これは開発面からは珍しい展開ではありません。OracleとPhoenixは序盤のプロトスにとっては最速クラスの偵察ユニットですし、相手が早期攻撃を仕掛けた場合も自分の基地にとんぼ帰りし、守りに入る事も可能です。序盤のビルドオーダーの選択が過ぎ、中盤から終盤にさしかかるあたりでのZvPは面白いシーソーゲームのような変動があるので、そこは今すぐに変更しようとは思っていません。

TvZにおいては前回のRavenの変更は目論見どおり、技量の削減によりRaven大量生産のみでザーグ軍を倒せる程にならなくなりました。代わりにTvZの終盤の直接対決ではザーグ有利になってしまったと幾つかの報告が上がっています。低tierユニットに入れ込まず相手種族に応じたテック開発方針を決める動機になるので、試合の時間経過に応じて有利不利が移り変わる事には問題を感じていません。ただし、勝てない状況になってしまう事は確かに望ましくありません。僕達はまだTvZはとある戦術により片方が「勝てなくなる」地点には発展していないと思いますが、これから先そのような状況にならないかどうか注意して観察して行きたいと思います。

TvPの最大の変更点はMarauderの強化でした。これは狙い通り中盤の戦闘をより均衡させ、双方が有利を取るためには細かい操作や位置取りが重要になりました。その点においてはTvPが最終的にどうなるかまだ観察中です。テラン側の方が中盤は強いので、プロトスはそれに応じてワーカー数を増やしたりアップグレード開発をねじ込めるようなポイントを発見しなくてはいけないと思っています。理想としてはお互いが試合中異なるタイミングを利用し、攻撃的な行動で継続的にプレッシャーをかけあって欲しいと思っています。

ミラーマッチにおいては短期的な変更は予定していません。PvPは歴史的に昔から開幕オーダーがとても重要でしたが、最近では試合中に安全に3ベース以上建てる事が難しいとの報告を受けています。ZvZは開幕Zergling/Banelingでいくか、Mutalisk中心にするか、Roach中心にするかにより、それなりの多様性が見受けられます。その後の進化傾向としてよく見かけるのが(健全な意味で)Lurkerで押すかHiveテックを開発するかの選択です。TvTでは序盤よく利用されるのがCycloneですが、試合が長引くにつれバイオに行くかメックに行くかなど、異なるプレイスタイルに分岐して行きます。僕達は特にTvTがどう発展していくか目を光らせて観察しています。