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Mageクラスのヒーロー2・Medivh
ジェイナさんのお話の序盤にやたらと出てきたこのオッサンですが、かなり複雑な生い立ちな上に滅茶苦茶強かったりします。
母親はエーグウィン(前回、ジェイナ少女の憧れの人ってお話した方です)。長年Guardian of Tirisfal(ティリスファルの守護者=バーニング・リージョンの悪魔と戦う為に特殊な能力を授かった唯一の勇者)としてリージョンと戦っていました。オークのアゼロス進軍の800年(!)前に彼女がリージョンの首謀である悪魔Sargeras(サージェラス)を倒したかに見えたのですが、実はこれはサージェラスの罠で彼は彼女に気づかれずに自分の霊を彼女の体に眠らせただけだったのです。
そして755年(!)の月日が過ぎ、エーグウィンは自分の力を子供に託したく思い始めました。ティリスファルの守護者を任命するOrder of Tirisfal(ティリスファル修道会。Council of Tirisfalとも言う)の反対も聞き入れず、当時はまだ存在したアゼロス王国の魔導師Nielas Aran(ニエラス・アラン)をたらしこんだ後子供を産み、ニエラスに育児の全てを任せてしまいます。この子供につけられた名前メディーヴとはハイエルフ語で「秘密を保持する者」と言う意味で、エーグウィンが妊娠中にサージェラスが胎児に憑依した事を誰も知らないがため、皮肉な名前となってしまいます。エーグウィンはサージェラスの憑依もつゆしらず、自分の全ての力を成人するまで解放されないよう工夫をほどこしつつ授けてしまいます。
少年時代のメディーヴ君はヴァリアンの父君Llane(ヤーン。実際の発音は「レイン」かもしれないけど、何故か発音の記述が見つからない)や、後に歴史上最も優れた戦士の一人として讃えられたAnduin Lothar(アンデュイン・ロサール。ヴァリアンは息子の名前をこの人から取りました)と過ごしましたが、14歳の誕生日に昏睡状態に陥ってしまいます。真夜中に昏睡から目を覚ました彼は目を覚ます直前に見た悪夢を思い出し、父親の部屋に駆け込むも、父親が彼に触れた瞬間母親が残した力が解放され、父親は死亡し自分も瀕死の重体になってしまいます。それから20年の間、サージェラスに操られたメディーヴは深い眠りについてしまいます。
34歳で再度目覚めたメディーヴは周りには自分は大丈夫だと言いつつも、サージェラスの爪痕は消せず、知識を貪欲に求め始め、最終的には自分が真の力を手に入れるにはアゼロスの人類を殲滅しなければならないと考え始めます。後にバーニング・リージョンの仮リーダーであり、サージェラスの右腕と呼ばれたKil’jaeden(キルジェイデン)に魅せられ、シャーマンの道を捨てワーロックになったGul’dan(グルダン・Warlockヒーロー)と手を組み、ドレイノールとアゼロスを繋げるDark Portal(闇のポータル)を開いてしまいます。
WoWの推奨レベル68-70のインスタンスCaverns of Time: Opening the Dark Portal(プレイヤー通称Black Morass)では、プレイヤーが実際にメディーヴが闇のポータルを開けるお手伝いをしちゃいます。一応つじつま合わせとしては「アライアンス・ホードの両陣営が居ないとハイジャル山の決戦はバーニング・リージョンの勝利になる」との事らしいです。なんとなくやっつけ感。
ってか、ずっとあちこち走り回るんで面倒臭いインスタンスと言う印象しかありません…(参考動画)
おいおいメディーヴ君、闇のポータル開くのは違うよ!と止めようとした母エーグウィンとバトルして、メディーヴは勝ちます。青龍のArcanagos(アルカナゴス)もそれは間違ってるよ!と正そうとしますが、返り討ちにあい、体の内側から焼かれ死んでしまいます。
そんな大魔導師にダラランは何故か若きKhadgar(カドガー)を弟子として送り込みます。結果、メディーヴはカドガー・執事Moroes(モローズ)・料理人Cook(クック)と共に自宅の塔Karazhan(カラザン)で暮らしていました。その前後でオークと人間が敵対するようになり、ホード側が外交として送り込んだGarona(ガローナ)と密会し子供を一人設けたりしてます。
《メディーヴ談・見本はここまで》