【HS】世界観コラムのアーカイブ!

過去の世界観コラムをひとくち購読してなかったから読めなかった!
なんとかなるなら是非読みたい!

…って声が意外と多かったので。
ひとくち世界観コラムのwebアーカイブ始めました。
naxx完全版だけやろうかなと最初は思ってたんだけど…
この度、過去コラム全文掲載することにしました。

やっぱ、読んでもらう為に書いてるんだし。

そいや、前にちょい見せ、って半分くらいブログに再掲載してたけど…
ウーサー以降はそれすら全くしてなかったなぁ。
それって書いたコラムの半分は全くwebに載ってないって事やん!

一応このブログにおいてあるちょい見せの過去記事は削除しないけど、
綴りとかを多少テコ入れしたバージョンをさくっと全部、固定ページとして掲載してます。

今後も一応ひとくち新聞が新しいコラムのお披露目場所となるので、
コラムがメールでお届けされた数日後にこっちをこっそりと更新します。
更新毎の告知はしませんので、その都度自力で来てください。

一番見応えあるのは聖地巡礼かな?
画像がリンクにならないから格段に見やすくなると思うよ。

ひとくちチョイ見せ・6(9/4/15)

(本日配信された本編ではMal’Ganis編もありますが、チョイ見せ版ではJaraxxus編のみとします)


■ Wilfred FizzlebangとJaraxxus 〜 哀れな召喚者と強力な悪魔卿

Jaraxxus(ジャラクサス)は元々世界観のお話ではまったく登場せず、前回でもお話しましたがArgent Tournamentのレイド(WoWでの大規模コンテンツで、ジャラクサスが登場するWoW3.2当時は10人用と25人用がありました)のボスとして用意されただけのキャラクターです。
Wilfred Fizzlebang(ウィルフレッド・フィズルバング)も単純にネタキャラとしてこのために作られたキャラで、レイド入り口付近で「俺が冒険者の腕試しの悪魔を召喚するんだぜ!」とドヤ顔で豪語してます。

実際に冒険者がレイドに突入し、初戦のGormok the Impaler(串刺しのゴルモック)・Acidmaw/Dreadscale(アシッドマゥとドレッドスケール)・Icehowl(アイスハウル)の連戦を処理し、2戦目開始の合図を送るとウィルフレッドが颯爽と登場します。そして、Doomguard(ドゥームガード)を召喚すんぜ!と意気込みますが、実際に召喚するのは自分の手に負えないであろう、ドゥームガードからして数階級上の悪魔卿ジャラクサス。

召喚したジャラクサスに対し「お前はもう俺の意に縛られてるんだぞ、悪魔!」と言い放つも、ジャラクサスの紹介文でもある一言「取るに足らないノームめ、その傲慢さが汝の破滅の元となろうぞ!」と一緒にさくっと一撃でウィルフレッドを殺してしまいます。(前回紹介したYouTube動画でこの辺が紹介されているので、まだ未見の人は是非!)
そのウィルフレッドの死を見たティリオンが「勇者たちよ、その悪魔卿が悪魔領へのポータルを開く前に素早く駆逐してくれ!」と無茶ブリして、冒険者たち戦闘が始まります。

WoWでもこの戦闘の開始時には、みなさんもよく耳にしてるであろう
「汝が対峙するはジャラクサス、バーニング・リージョンのエレダール卿であるぞ!」
の叫びが場内にこだまします。
敵としてのジャラクサスは自分を強化し、炎の玉を投げ、電撃を飛ばし、冒険者の足元に火を灯し(戦略の一部としてこの火を部屋の外側に落とす事が必須でした)、冒険者の皮膚にも火をつけ(一定量ののHP回復魔法を施しこの火を消さないとレイド全員に大ダメージと言う回復陣泣かせのアビリティでした)、六手の女悪魔やInfernal(インファーナル、HSでも何かとおなじみになりつつであろう岩石の魔物)を召喚します。
ちなみにインファーナルを召喚するときの叫び声がジャラクサス化したWarlockのヒーローパワーである「INFERNO!(インフェルノ!)」です。
そして、冒険者に倒されたジャラクサスの最後の一言「他者が余の代わりを担うであろう。汝の世界は滅ぶ運命なのだ。」も、HSで降参した時の言葉「汝は勝ったが、汝の世界はまだ滅ぶ運命なのだ!」に継承されているのもにくい演出です。

あと、自分が召喚したジャラクサスに一撃死された事を踏まえると、ウィルフレッドの紹介文
「彼は何でも召喚できる。【恐ろしいドゥームガード※】さえも。
 ※彼は上手く行くと、かなりの自信を持っている。」
に含まれた皮肉が見えてきて面白いかと思います。

ひとくちチョイ見せ・5(8/21/15)

Argent Tournamentの開催者はアージェント十字軍(Argent Crusade)。これは元々スカージやバーニング・リージョンと戦っていた団体アージェントの夜明け(Argent Dawn)と一次大戦後にウーサーが設立に手伝ったパラディン集団であるシルバーハンド騎士団(Knights of the Silver Hand)がティリオン・フォードリング(Tirion Fordring)により合併してできた軍団です。そして十字軍の目的は、リッチキングの討伐であり、居城があるアイスクラウン地方の片隅に闘技場を建設しだし、世界中から猛者を呼び寄せトーナメントを開催する事になりました。

WoWでこのトーナメントが実装されたのはバージョン3.1。ウルデュアル実装の裏で、ひっそりとクエストコンテンツとして導入されたトーナメント。開催理由はティリオンが来場する冒険者にこう説明します:「戦える人を全員導入したら意味のない殺戮が起こってしまい、死んだ戦士は敵として蘇えり、アゼロスはアンデッドの脅威に立ち向かえなくなる。よって、侵攻は小さく強靭な部隊が必要だ。このトーナメントでは君たちの戦闘能力はノースレンドの屈強な力によって試され、アゼロス最強の戦士たちはこのゲームを通じて判明される。ここでの勝者はアイスクラウン城に攻め込む権利を得て、我々と悪に立ち向かい、アーサスを倒すであろう!」

トーナメントでの冒険者は1日1回受諾できるデイリークエストで十字軍の中での昇格や、各種族でのチャンピオンになるべく頑張ります。(ちなみに3.1〜3.2の期間限定で建設中のコロシアムの資材を調達するデイリークエストもあり、お手伝いしてるんだ感がありましたよ。)そして(冒険者の資材調達により)完成したコロシアムを利用する事になるのが、バージョン3.2〜Call of the Crusade(十字軍の呼び声)です。

バージョン3.2の公式予告動画、かっこいいですよ→https://youtu.be/q2ktWXdeh4Y

バージョン3.2の目玉はTrial of the Crusader(十字軍の試練)というコロシアムで勝ち進むトーナメント形式のレイドで、みんなおなじみJaraxxusやTGTで実装されるGormok、Acidmaw&Dreadscale、Icehowl、Fjola+Eydis、そしてAnub’arakが敵として登場します。

それに併設するコロシアムでのインスタンスダンジョンとしてTrial of the Champion(勝者の試練)もあり、そちらにはTGTで実装されるEadricやPaletressが冒険者の挑戦を待っています。

当時は雑魚戦闘がまったくないレイドやったー!という声もあったのですが、蓋を開けてみれば雑魚ドロップがない、休憩時間が減る、景色がほぼ変わらないからつまらない、との事で不評となり、今やTier9のセット装備を取りに行くかAchievement(実績)を取りに行くか、でしか足を踏み入れる人はほぼいなくなりました。

(見本はここまで、本編ではWoWスクリーンショットを交えたトーナメント会場の紹介もあります)

【過去ログ】ひとくちチョイ見せ・4(8/7/15)

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僕はそこでHSが初めてのBlizゲーだと言う方々をターゲットとした、攻略とはかけ離れたHSキャラクターの背景紹介記事を、隔週金曜に「ハースストーン設定集」として連載しています。

今回のサンプルは、ドラゴン族の長であるAspect(アスペクト)たちのお話です。

全部ここで紹介しちゃうのはもったいないので、ちょっとずつ紹介します☆
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■ガラクロンドとの戦い~アスペクト誕生

ドラゴン族はもともとプロトドラゴンと言われる知識が乏しい種族で、比較的頭のいい個体が種族を率いていました。しかし、始祖竜Galakrond(ガラクロンド)が共食いにより異様な力を付けバランスを崩します。更にガラクロンドに食われたプロトドラゴンはアンデッドとしてガラクロンドの手下となりました。ガラクロンドとプロトドラゴン連合軍は何度か対決をしますが、しばらくはガラクロンドが圧倒的な力を見せます。

後にWatcher(ウォッチャー=タイタン族が生み出した世界の監視役)の援護を受けたMalygos(マリゴス)、Alexstrasza(アレクスツラッツァ)と妹Ysera(イセラ)、Nozdormu(ノズドーム)、そしてNeltharion(ネルサリオン)の5体がガラクロンドにノースレンドのDragonblight(ドラゴンブライト)地方で戦いを挑み、マリゴスが巨大な岩をガラクロンドの喉につっかえさせ、ネルサリオンがその岩を取れないように押し込みガラクロンドを窒息死させます。ガラクロンド戦が終わった時、プロトドラゴン達の前にウォッチャーが現れ、アゼロスを守る覚悟を決めたこの5体に永遠の命と『Hour of Twilight(黄昏の時間)』なる世界滅亡の危機を切り抜けるための力を授け、彼らがアスペクトとなったのです。

■ドラゴン族の現状

アゼロスの歴史では表面上、アスペクトはガラクロンドからタイタン族が作り出したとされていますが、実は上記の通り、アスペクトはタイタン族の僕がガラクロンドを討伐したプロトドラゴンたちに力を与える事により誕生しました。ただし、ガラクロンドが共食いにより力を得た事を踏まえ、第二のガラクロンドが出現しないようにと、アスペクトたち本人により真実は闇の中に葬られています。

アゼロスにおけるドラゴン系は色別で種族分けをし、昔は様々な色が存在しましたが、現状ではアスペクト達に対応した5色のDragonflight(ドラゴンフライト、以後フライト)は(Black=黒、Blue=青、Bronze=青銅、Green=緑、Red=赤)が中枢になっています。実際にはこの5色以外のドラゴンの種族も現存していますが、これらはアスペクトと呼べる長がいないので今回は割愛します。

■時間のアスペクト~青銅のノズドーム

ノズドームは時間の守護者となりました。古代大戦後、世界樹Nordrassil(ノードラシル)に魔法をほどこし、ナイトエルフに永遠の命を授けました。(なお、この不死性は三次大戦で失われます。)その後は隠居し、青銅フライトのドラゴンですら居場所がわからない程の気配の消しっぷりを発揮しますが、消えてる間にOld Gods(古代神)がアゼロスの世界を滅亡させようと動いている事に気づきます。

未来のノズドームは気が狂い、Infinite Dragonflight(インフィニット=青銅族から離脱し、古代神の門下になったフライト)のボスMurozond(ムロゾンド)になり、過去に干渉しようとします。それを知った現代のノズドームは冒険者達にムロゾンド討伐を頼み、その道中で冒険者たちは古代神により『黄昏の時間』が発動し、世界が滅亡した場合(真の世界の終わり)の一部を垣間見ます。

HSでの説明文は「世界観に関する一言を書く時間だね。」と、時間の守護者らしく時間に関する説明となっています。

■夢のアスペクト~緑のイセラ

アレクスツラッツァの妹であるイセラはEmerald Dream(エメラルドの夢・簡単に言うと幽界の一種であり、タイタン族が「アゼロスの青地図」と言う意図で作成した世界)の番人として、基本的にリアルでは常時トランス状態で『エメラルドの夢』を介しアゼロスを見守ります。半神Cenarius(セナリアス)の里親でもあります。性格は温厚で戦いや殺戮を嫌い、仕方なく戦う場合は基本的に敵をブレスで眠らせます。寝ている者の夢を経由し移動したり、現実と『エメラルドの夢』を行き来できます。

古代大戦後ノードラシルが植えられた時、Well of Eternity(永遠の泉)の力をコントロールするためにも『エメラルドの夢』とノードラシルを繋げました。しかし『エメラルドの夢』も常時安泰と言うわけでもなく、悪夢に苛まれた事もあり、悪夢の勢力にイセラは幽閉されたりもしましたが、主にマルフュリオンの活躍で悪夢は概ね撃退されました。そして、基本的には夢の中で過ごしますが、起きて地上で活動する場合もあり、Ragnaros(ラグナロス)が復活した時はハイジャル山とノードラシルを守り再建するためにマルフュリオンやHamuul Runetotem(ハムール・ルーントーテム)の戦いを援助しました。

HSでの説明文は「イセラは『エメラルドの夢』の統治者である。その夢って現実世界にとっては緑色の鏡世界のような物か何かなの?」と、夢についての基本的な説明をしています。

■魔法のアスペクト~青のマリゴス

アスペクト5体中最年長のマリゴスはもともと聡明でガラクロンドとの戦いでも序盤はリーダー的な存在でした。授けられた力は魔力で、アゼロスにおける魔法と言う概念の創始者と言われ「魔法の守護者」や「術編み」など様々な二つ名があります。
古代大戦中に青フライトがほぼ壊滅されると言う目に会い、正気を失います。長い間ノースレンドの居城に篭ってましたが、二次大戦中のアレクスツラッツァのピンチに立ち上がります。
しかし、不死者でないアゼロスの住民がアルカナの力(=魔法)を使う頻度が増えて行くに対し、マリゴスは心配になっていきます。もしこのアルカナの乱用がバーニング・リージョンを呼び戻したらどうなるだろうか?心配のあまり「いつかは死ぬ下等生物に魔法を使う権利はない」と極端に偏った考えに行き着き、全ての魔法利用者(特にキリン・トールの面々)に宣戦布告します。
マリゴスはノースレンドにある居城のNexus(ネクサス)に世界中の魔力を集めようと模索し、ネクサス周辺は地割れから魔力が湧き出す不安定な地域になってしまいます。最終的にはマリゴスの居城の鍵を手に入れた冒険者達が赤フライトの竜の背に乗り、マリゴスを亡き者にします。

HSでの説明文は「マリゴスは限りある命の者共が魔法を使うのを毛嫌いする。彼は凄い憤りを感じるんだよ!」です。

トリビアとして「マリゴスのカード絵は実はカレクゴスで、HSのゲームデザイナーも認めている」ってのがあるので補足:
マリゴス亡き後、青フライトは困っていました。有力な後継者が2名いたのです。片方はマリゴスが唱えた粛清に反対し、世界政治にもっと積極的になるべきと唄った部下カレクゴス、もう片方は粛清に賛同し、青フライトは世間から一歩下がるべきだと訴えたマリゴスの息子Arygos(アリゴス)。争いが長引くかと思いきや、アリゴスは裏でデスウィングと内通しカレクゴスを暗殺しようと企てますが、Tarecgosa(タレクゴサ)の命がけの介入で失敗します。最終的に青フライトは投票でカレクゴスを後継者に任命し、アスペクトとしての能力も継承します。

《アスペクト談・見本はここまで》

【過去ログ】ひとくちチョイ見せ・3(7/24/15)

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Mageクラスのヒーロー2・Medivh

ジェイナさんのお話の序盤にやたらと出てきたこのオッサンですが、かなり複雑な生い立ちな上に滅茶苦茶強かったりします。
母親はエーグウィン(前回、ジェイナ少女の憧れの人ってお話した方です)。長年Guardian of Tirisfal(ティリスファルの守護者=バーニング・リージョンの悪魔と戦う為に特殊な能力を授かった唯一の勇者)としてリージョンと戦っていました。オークのアゼロス進軍の800年(!)前に彼女がリージョンの首謀である悪魔Sargeras(サージェラス)を倒したかに見えたのですが、実はこれはサージェラスの罠で彼は彼女に気づかれずに自分の霊を彼女の体に眠らせただけだったのです。
そして755年(!)の月日が過ぎ、エーグウィンは自分の力を子供に託したく思い始めました。ティリスファルの守護者を任命するOrder of Tirisfal(ティリスファル修道会。Council of Tirisfalとも言う)の反対も聞き入れず、当時はまだ存在したアゼロス王国の魔導師Nielas Aran(ニエラス・アラン)をたらしこんだ後子供を産み、ニエラスに育児の全てを任せてしまいます。この子供につけられた名前メディーヴとはハイエルフ語で「秘密を保持する者」と言う意味で、エーグウィンが妊娠中にサージェラスが胎児に憑依した事を誰も知らないがため、皮肉な名前となってしまいます。エーグウィンはサージェラスの憑依もつゆしらず、自分の全ての力を成人するまで解放されないよう工夫をほどこしつつ授けてしまいます。

少年時代のメディーヴ君はヴァリアンの父君Llane(ヤーン。実際の発音は「レイン」かもしれないけど、何故か発音の記述が見つからない)や、後に歴史上最も優れた戦士の一人として讃えられたAnduin Lothar(アンデュイン・ロサール。ヴァリアンは息子の名前をこの人から取りました)と過ごしましたが、14歳の誕生日に昏睡状態に陥ってしまいます。真夜中に昏睡から目を覚ました彼は目を覚ます直前に見た悪夢を思い出し、父親の部屋に駆け込むも、父親が彼に触れた瞬間母親が残した力が解放され、父親は死亡し自分も瀕死の重体になってしまいます。それから20年の間、サージェラスに操られたメディーヴは深い眠りについてしまいます。
34歳で再度目覚めたメディーヴは周りには自分は大丈夫だと言いつつも、サージェラスの爪痕は消せず、知識を貪欲に求め始め、最終的には自分が真の力を手に入れるにはアゼロスの人類を殲滅しなければならないと考え始めます。後にバーニング・リージョンの仮リーダーであり、サージェラスの右腕と呼ばれたKil’jaeden(キルジェイデン)に魅せられ、シャーマンの道を捨てワーロックになったGul’dan(グルダン・Warlockヒーロー)と手を組み、ドレイノールとアゼロスを繋げるDark Portal(闇のポータル)を開いてしまいます。

WoWの推奨レベル68-70のインスタンスCaverns of Time: Opening the Dark Portal(プレイヤー通称Black Morass)では、プレイヤーが実際にメディーヴが闇のポータルを開けるお手伝いをしちゃいます。一応つじつま合わせとしては「アライアンス・ホードの両陣営が居ないとハイジャル山の決戦はバーニング・リージョンの勝利になる」との事らしいです。なんとなくやっつけ感。
ってか、ずっとあちこち走り回るんで面倒臭いインスタンスと言う印象しかありません…(参考動画

おいおいメディーヴ君、闇のポータル開くのは違うよ!と止めようとした母エーグウィンとバトルして、メディーヴは勝ちます。青龍のArcanagos(アルカナゴス)もそれは間違ってるよ!と正そうとしますが、返り討ちにあい、体の内側から焼かれ死んでしまいます。
そんな大魔導師にダラランは何故か若きKhadgar(カドガー)を弟子として送り込みます。結果、メディーヴはカドガー・執事Moroes(モローズ)・料理人Cook(クック)と共に自宅の塔Karazhan(カラザン)で暮らしていました。その前後でオークと人間が敵対するようになり、ホード側が外交として送り込んだGarona(ガローナ)と密会し子供を一人設けたりしてます。

《メディーヴ談・見本はここまで》

【過去ログ】ひとくちチョイ見せ・2(7/10/15)

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Mageクラスのヒーロー1・Jaina Proudmoore

前回のガロシュのお話でチョイ役として出てきたジェイナ・プラウドムーアさんですが、実はかなりWC世界では中心的な方であり、人間最強の魔術師です。今は失われたローダロン地方の王国Kul Tiras(クル・ティラス)の王女として生まれたジェイナは、大魔導師Aegwynn(エーグウィン)のお話が大好きでした。魔法の素質があると判明するやいなや、同じローダロン地方にあった魔法国家Dalaran(ダララン)に行かされた彼女は、国家を統治する組織Kirin Tor(キリン・トール)の長Antonidas(アントニダス)を頼み通し弟子入りし、下積み時代を経て正式にダラランの魔術師となります。
この頃、二人の男性から求愛を受けました。Kael’thas(ケルタス)は振られてしまいますが、ローダロンの王子アーサスは彼女の心を射止め、婚約までしますが、最終的に彼女の魔術師としての勉学のためと自身がきちんとローダロンの王としての帝王学を学ぶため、アーサスは婚約を破棄してしまいます。
何年か過ぎ、ローダロン大陸北部に疫病が発生すると、ジェイナはアントニダスがMedivh(メディーヴ)に「Kalimdor(カリムドール)大陸に移住してくれ」と執拗に頼まれるのを目撃します。ジェイナはアントニダスにメディーヴの助言を聞いた方がいいのでは?と嘆願するも、逆にアーサスと一緒に調べてこい、とアントニダスに命令されてしまいます。二人が調べた結果、Andorhal(アンドホール)産の穀物がどうやら疫病に侵されていて、それの流通により疫病が大陸に蔓延し、感染者が次々とアンデッドと化してしまっていると解ります。それを止めるべくジェイナはUther(ウーサー・Paladinヒーロー)を呼びにダラランに一旦戻りますが、再度アーサスと合流するもHearthglen(ハースグレン)の街はゾンビの街になってました。
次に向かったStratholme(ストラツホルム)でも間に合わず、住民が呪われし穀物を口にした後でした。まだゾンビになってない住民を人間のうちに殺した方が良いと言い張るアーサスですが、それにウーサーとジェイナは反対し、アーサスを残し立ち去ってしまいます。

このあたりのお話はWoWのLV80インスタンスCaverns of Time: Culling of Stratholme中盤のカットシーンにて体験する事ができます。(参考動画
最初のうち、中盤のコレ飛ばせなくて、よく野良PTでは「3分くらいあるからトイレ離席します」とか「水とってくるわw」が必ず2、3人居ました。(PTは全部で5人)
カットシーンを飛ばす機能が追加された時「ここだけに関しては神パッチだ」とみんなが言ったもんです。


■同盟── eredar との戦い

ストラツホルム壊滅後、メディーヴがジェイナの元を訪ね、民衆を率いて西の大陸を目指す事を勧めます。アーサスがリッチキングのしもべScourge(スカージ)と手を結びダラランに侵攻した際、ジェイナは生き残った人間たちを連れてカリムドールに移住します。そこで立ちはだかるはグロムの親父。Stonetalon Peak(ストーンタロン山頂)に力を感じ、探索しているとスロールとケアーヌに遭遇。戦闘かと思いきやメディーヴが現れ、共闘すべきだと嘆願。共同戦線のおかげか、ジェイナはグロムの呪いを解く事に成功します。
その後もメディーヴの導きでジェイナはスロール軍と共闘し、のちにナイトエルフの長Malfurion(マルフュリオン・Druidヒーロー)とTyrande(ティランダ)に出会います。そこでメディーヴに頼まれるはバーニング・リージョンの猛攻からMount Hyjal(ハイジャル山)を守る事。最初はリージョン軍が押せ押せでジェイナとスロールのキャンプは破壊されてしまいますが、最終的にリージョン側のボス・eredar(エレダール。リージョン側に付いた惑星Argus=アーガスの古代種族。ちなみにリージョンに属さなかったアーガス民がアライアンス側の種族の一つであるDraenei=ドレイナイである。)の長の一人Archimonde(アーキモンド)の討伐に成功。

これもWoWのLV70レイドであるCaverns of Time: Battle for Mount Hyjalで体験できます。(参考動画
当時はかなりギリギリだったと言われるタイミングも(僕はLV80解放直前にWoW始めました)レベル差がつくと「まだ次こないのー?」とプンスカするようになる不思議。

《ジェイナ談・見本はここまで》

【過去ログ】ひとくちチョイ見せ・1(6/26/15)

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Warriorクラスのヒーロー1・Garrosh Hellscream

HS発売時にWarriorのヒーローとして抜擢されたのがGarrosh Hellscream(ガロシュ・ヘルスクリーム)。先日から始まった「各クラスで使える別のヒーローを課金スキンとして追加」にあたり、最初にWarriorが選ばれた理由が「ダントツでガロシュが不人気だから」と言われるくらい、大半のWCファンからは嫌われています。HSからこの世界に入った人は「何でこいつそんなに嫌われてるの?」とピンとこないことでしょうが、僕ですら一昨年の今頃WoWを遊びつつ「うちらのボスのガロシュもうだめだわ、ぶっ殺すのホント待ち遠しい」と思っていたくらいです。

ガロシュはドレイノール生まれ。父Grommash(グロマシュ、通称グロム)はドレイノールでのオークの一派であるWarsong(ウォーソング)クランの長です。小さい時に重い伝染病にかかり、Nagrand(ナグランド)地方で隔離されている間、グロムがMannoroth(マノロス)の血を飲み、クラン全員をBurning Legion(バーニング・リージョン)の悪魔に服従させてしまった事を恥ずかしく思っていました。後にグロムの親友であったThrall(スロール、Shamanヒーロー)と出会い、グロムが自分の命を持ってしてマノロスを討伐し、オークを服従から解放したと知ります。

それからのガロシュはリーダーとしての素質を開花し、全人類連合によるLich King(リッチキング)討伐においては北の大地Northrend(ノースレンド)のホード拠点の一つを任されていました。リッチキング討伐後のDeathwing(デスウィング)復活により、スロールはWarchief(ウォーチーフ=ホードの長)の座を辞任し、後任としてガロシュを任命します。

ウォーチーフとなったガロシュはホードの首都であるOrgrimmar(オーグリマール)を城塞都市に衣替えするわ、政治的に利用されてトーレン族の長Cairne(ケアーヌ)を自分の斧に毒が塗られてるのを知らず決闘で殺すわ、トロールの長Vol’jin(ヴォルジン)と喧嘩するわ、Forsaken(フォーセイクン、アンデッド族の呼称)の長Sylvanas(シルヴァナス)に不信感を抱くわ、どんどんオーク至上主義者に変わっていきます。さらにアライアンスへの敵意をむき出しにし、Jaina(ジェイナ、Mageヒーロー)が統治するTheramore(セラモール)を爆撃で壊滅させます。

《ガロシュ談・見本はここまで》

Warriorクラスのヒーロー2・Magni Bronzebeard

そして、そこまでガロシュが嫌われてるなら最初に選択肢をWarriorに与えようで発表されたのがドワーフ族のMagni Bronzebeard(マグニ・ブロンズビアード)です。

昔ドワーフ族のクラン間であった抗争に勝利し、首都Ironforge(アイアンフォージ)を支配する事になったブロンズビアード家の子孫として生まれた彼は幼少期の頃は自信がなく、二人の弟の方が支配者としての格があると感じていました。即位後にKhaz Modan(カズ・モダン)をオークの支配から取り戻す際、アライアンスの援助を受けた事により、ブロンズビアード一族がアライアンスと提携するようになり、その後マグニはカズ・モダンの王にもなります。

三次大戦の前、隣国Lordaeron(ローダロン)の王子Arthas(アーサス)のノースレンド遠征に付き添った弟Muradin(ムラディン、次男)が魔剣Frostmourne(フロストモーン)を入手したアーサスの手によって死亡したと聞き、憎しみのあまりアーサスを討つべく為に大剣Ashbringer(アッシュブリンガー)を打ち上げる程の鍛冶スキルも持っています。

リッチキング討伐作戦中、冒険者(=アライアンス側WoWプレイヤー)の手助けでムラディン存命に気づいた易者がマグニに報告するやいなや、弟を探しにアイアンフォージを飛び出しノースレンドに直行する程の情の熱いお方です。

王として在位した初期のドワーフの生業は主に鉱山夫でしたが、失われたドワーフの過去を示すようなアイテムが出土されたのを見て、弟Brann(ブラン、三男)と共にドワーフ族の歴史を考古学的に解明する事を目的とした団体Explorers’ Guild(探検家ギルド)を設立します。ギルド設立後、何かと言って長期間行方不明になるブランに対し頭を抱えていたとかいなかったとか。

《マグニ談・見本はここまで》